美ら海・沖縄に基地はいらない!

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11月9日、CBD-COP10議長国日本に開発を止めることを求めるNGO共同宣言を提出しました。

以前、このブログでも紹介(↓)しましたが、
http://jucon.exblog.jp/14869047/
JUCONでは、10月に名古屋で行われた生物多様性条約COP10に際して、これから2年間、この条約の議長国を勤める日本政府に対して、辺野古や高江、泡瀬干潟などの沖縄の自然のみならず、全国各地で行われていたり、行われようとしている開発を見直すNGO共同宣言を呼びかけました。

宣言には、北海道から西表島まで、全国各地のとても沢山の皆さんからの賛同を頂き、また、ジュゴンが住む辺野古を守って欲しいと訴えている私達同様、同じ気持ちで、守って欲しい自然があると訴えていらっしゃる方達からの各地の事例もご連絡頂きました。
全文を以下のJUCON資料ボックス(↓)にアップしましたので、ご確認下さい。
http://www.jelf-justice.org/prefecture-map/jucon-box.htm

宣言を持参された花輪さんからレポートを頂きましたので、転載します。
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2010.11.9
環境省へNGO共同宣言の提出

 11月9日に、霞ヶ関の第5合同庁舎1階の会議室で、環境省自然環境局計画課長さんへNGO共同宣言を手渡しました。最初に、JUCONを紹介した後、NGO共同宣言について、以下のような説明をしました。
 CBD/COP10にむけて、沖縄の市民グループからNGO共同宣言を出そうという提案があり、約80の賛同と20の事例報告が集まりました。COP10では、会議場(セキュリティ内)へ入れないNGOの人々も多く、生物多様性交流フェアでブース展示などを行っていましたが、その中からも賛同者が出ています。これらの「生物多様性を守りたい、不必要な開発はやめてほしい」という各地のグラスルーツNGOの声を政府に届けたいので、ご理解をいただきたい、という内容です。
 これに対して、課長さんからは、個別事例への言及はなかったものの(実際、事例のほとんどは環境省主管でない)、今回のCOP10の決定事項をもとに、国際的な目標を入れ込んで「生物多様性国家戦略」の改訂を2012年に向けて進める旨の説明がありました。また、「里山イニシアチブ」についての解説もあり、このイニシアチブは、重要地域のみを守るのではなく、生活の場の生物多様性を活用しながら保全するということで、むしろ、途上国向けに国際的な枠組みで実施するもの、ということのようでした。また、CBD/COP10は、政府にしてみれば、国際的な戦略をつくる場であり、国内政策との整合性は必ずしもとれるわけではないようです。
 CBD/COP10の決定事項にもとづく生物多様性国家戦略の改訂とその実行は、将来の保全には役立つことがあるとしても、現在進行している生物多様性の破壊と劣化については間に合わず、このあたりに私たちと政府の間の深いギャップがあります。
 今回のNGO共同宣言は、これまで分野ごとに別々に活動していたNGOが、はじめて連帯して行動したということに大きな意義があります。「生物多様性」は、環境、人権、平和、さらに先住民、貧困、ジェンダーなど広範な問題を含んでいます。まさに多くのNGOが連帯すべき課題です。
 なお、CBD/COP10では、NGO(Non Governmental Organization)とともに、CSO(Civil Society Organization)という呼称が使われていました。たしかに「非政府組織」よりは「市民社会組織」のほうが、私たちの実態を表していると思います。
 私たちCSOは、今回の共同宣言での連携をもとにして、次のステップを考えていく必要があると思います。
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服部良一衆議院議員(社民党)にご同行頂き、星野課長はじめ、環境省のご担当の方に、JUCON世話人の野平晋作さん、花輪伸一さん、メンバーの田場暁生弁護士が説明しています。
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野平さんが、私達の宣言を手渡している所です。
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共同宣言の提出が終わった後、沢山の記者の方に囲まれて、説明をしています。
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生物多様性条約COP10は終わりましたが、日本政府は、これから2年間、議長国として、国際社会でも地球の生物多様性を守るためにリーダーシップをとることを約束しています。
国際社会で行うことと、日本国内で行うことに、ダブルスタンダードがあってはいけない。
もちろん、事例賛同で頂いた多くのケースは、辺野古のように防衛省や外務省が関わっていたり、諫早湾のように農水省が関わっていたり、他にも、国土交通省や林野庁、様々な省庁が関わっていますが、足もとの環境政策をしっかり見直して、国際社会に訴えたことと矛盾がないような政策をとってほしい。そのために、環境省にも私達の声をしっかり聞いた政策で、リーダーシップを発揮してほしい、と語りました。

この宣言の提出は、10日の新聞記事にもいくつか掲載されていました!
皆様の地域の新聞にも掲載されているかもしれません。どうぞご確認下さい。
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【共同通信】
基地と環境問題で見直し求める 「多様性会議と政策矛盾」
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010110901000815.html

 沖縄県・辺野古沿岸への米軍普天間飛行場の移設計画など、10月の生物多様性会議で決めた多様性保全目標に反する政策が数多くあるとして、基地と環境の問題に取り組む市民団体ネットワーク「JUCON」が9日、政策の見直しを求める国内外約70団体による共同宣言を環境省に提出した。

 日本が議長国を務めた同会議で、各国は「生物多様性の損失を止めるために効果的かつ緊急な行動を実施する」ことに合意。さらに「2020年までに、自然生息地の損失速度が少なくとも半減し、可能な場合にはゼロに近づく」との具体的目標も掲げた。

 宣言は「政府は(多様性会議での)目標と矛盾した数多くの政策を行っている。貴重な多様性を破壊する事業をやめないことは問題だ」と批判。絶滅の恐れがあるジュゴンの生息を脅かすと指摘される辺野古への移設計画のほか、海鳥など希少な生物への影響が懸念される山口県での上関原発建設、各地のダムや道路の建設計画など計20の事業を挙げ、中止を求めている。

 提出後、JUCON世話人の野平晋作さんは「国際社会に訴えたことは国内でも実行してほしい。二重基準は許されない」と話した。

【共同通信】
西日本新聞、中国新聞、四国新聞、大阪日々新聞、神戸新聞、岐阜新聞、日本海新聞、徳島新聞、東京新聞・中日新聞(webのみ)、山陰中央新聞、高知新聞、岩手日報、佐賀新報、河北新報、長崎新聞
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2010/11/10 【朝日新聞】
NGO「開発中止を」

名古屋市で10月に開かれた生物多様性条約第10回締約国会議(国連地球生きもの会議)に集まった国内外のNGO76団体が9日、日本国内で進む20の開発計画が生物多様性を失わせるとして、中止を求める要望書を連名で環境省に提出した。
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2010/11/10【朝日新聞・名古屋版】
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2010/11/10【沖縄タイムス】
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2010/11/10【琉球新報】
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by juconetwork | 2010-11-10 10:58 | お知らせ
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基地から沖縄の自然を守りたい日米市民のネットワーク


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