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<   2011年 12月 ( 7 )   > この月の画像一覧

1/11~1/15@福岡 森口豁(もりぐち・かつ)さん写真展「さよならアメリカ」

以下、転載致します。

---
福岡の柴田です。
複数のMLに同報します。
重複して読まれた方はご容赦下さい。


10月に講演会を福岡で開催したジャーナリスト森口豁(もりぐち・かつ)さんの
写真展「さよならアメリカ」を、新年1月11日から15日まで、福岡県立美術館で
開催します。

東京出身の森口さんは、高校時代に米軍占領下の沖縄から「留学」してきた青年
との出会いをきっかけに沖縄と深くかかわるようになり、大学卒業後に沖縄に渡
りジャーナリストとして米軍占領下~「復帰」後の沖縄を撮り続けました。東京
に戻り、フリーになった後も、ずっと沖縄と東京を往復しながら、沖縄の姿を伝
え続けています。

野田政権は、明日26日にも、沖縄・辺野古への海上ヘリ基地建設のための環境影
響評価書を沖縄県に提出し、基地建設強行のステップを進めようとしています。
今沖縄で進められている米軍基地の問題は、「沖縄問題」ではなく私たち「ヤマ
ト」=本土(日本)の側の問題であり、そしてそれは400年前の薩摩藩の琉球侵
略から130年前の「琉球処分」=沖縄強制併合、沖縄戦、米軍占領、「本土復
帰」と連綿と続く歴史の中で起こっている問題です。

ぜひ、森口さんの写真とドキュメント映像(DVD上映)を見ながら、現在とつな
がっている過去の沖縄の姿、過去と実態において本質的に変わりのない沖縄の現
状について、ぜひ思いを至らして下さい。そして、その沖縄と私たち「ヤマト」
の側がどのようにつながっていけるのか、私たちのなすべきことは何なのか、と
いうところを考えていただければ幸いです。

なお、入場無料の催しのため、必要経費をまかなうため、賛同金カンパをお願い
しております。また、準備や当日の搬入・設営や期間中の会場常駐など、ボラン
ティアとしてご協力していただける方を募集しております。どうぞよろしくお願
いします。



-------------------------------------------------------------
森口豁写真展
米軍政下の沖縄 アメリカ世の記憶
『さよならアメリカ』
http://www.okimusu.info/moriguchikatsu.html


期間:2012年1月11日(水)~1月15日(日)
時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
場所:福岡県立美術館 1F展示室
   http://fpmahs1.fpart-unet.ocn.ne.jp/cont_j/access/access.html
   福岡市中央区天神5-2-1(須崎公園隣)
入場無料

※ギャラリートーク 1月14日(土)14:00~16:00 森口さんと直接お話できます。


主催 沖縄とむすぶ市民行動・福岡
   福岡市東区舞松原5-27-25おかもと小児科クリニック気付
   http://www.okimusu.info/
連絡先 TEL:090-1364-2261(木下)
    E-mail:info@okimusu.info


【賛同金のお願い】
 本写真展は入場無料にて開催されるため、必要経費をまかなうために皆様に写
真展(+ドキュメンタリー上映)のご賛同をお願いしています。
 戦争と基地をなくし、沖縄の平和と自立のために参加しませんか?そして、日
本とアジアの平和と共生への希望を語り継ぐために参加しませんか?
 賛同費は一口1000円です。
 便利な郵便振替をご利用下さい。
 01710-5-141571 沖縄とむすぶ市民行動・福岡


【ボランティアのお願い】
 写真展の準備や1月10日(火)の会場への搬入・設営、期間中の会場常駐な
ど、写真展の運営にご協力いただけるボランティアを募集します。どうぞご協力
をよろしくお願いします。
 連絡先 TEL:090-1364-2261(木下) E-mail:info@okimusu.info


―森口豁制作ドキュメンタリー3作品を会場内で常時上映―

・「東京に原発がやってくる!?」1981年
 都会で使う電気は都会で作ろうと東京の市民団体が原発誘致運動を始めた。広
瀬隆さんら「緑の会」の人たちと街行く市民の激しい論争で浮かび上がってきた
ものは…。

・「激突死」1978年
 沖縄の日本復帰から1年後の1973年5月、ひとりの沖縄青年が愛用のバイクで
国会議事堂正門に体当たりして即死した。彼はなぜこのような死に方をしたのか…。

・「空白の戦史・沖縄住民虐殺35年」1980年
 沖縄にはかつて「アメリカ世」と呼ばれる時代がありました。第二次世界大戦
の結果、二七年もの長きにわたり日本から分離され、アメリカ軍の統治下に置か
れた時代です。いうまでもなく、その「アメリカ世(ゆー)」は沖縄の長い歴史の
中でも、あの沖縄戦=「戦(いくさ)世(ゆー)」と並んで最も不幸な時代でした。  
 沖縄では「唐(とう)の(ぬ)世(ゆー)」あるいは「沖縄(うちなー)世(ゆー)」、
戦前の一時期と「日本」復帰後のいまの時代を「ヤマト(大和(やまとぅ))世
(ゆー)」といいます。一つの地域が時代ごとにさまざまな呼び名を持ち、それが
いまも死語とならずに人々の暮らしのなかに生き続けていることをどう考えたら
よいのでしょうか。
 沖縄の〈いま〉は「アメリカ世」と何ひとつ変わっていない-。その余りにも
不条理な沖縄の現実を撮影年を気にせずに、じっくりと1枚1枚の写真と向き
合ってください。       
                                森口 豁


【プロフィール】
森口 豁  もりぐち かつ
ジャーナリスト・映像作家 1937年東京生まれ
 玉川大学を中退して1959年沖縄に渡り、琉球新報社会部記者を経て日本テ
レビ「沖縄特派員」カメラマン、ディレクターを勤め1974年まで沖縄で暮ら
す。その後も沖縄と関わり、報じ続けて50数年。
 「沖縄を語る一人の会」主宰。
 ブログ「森口豁の沖縄日記」http://moriguchi.exblog.jp/
 沖縄をテーマにしたテレビドキュメンタリー作品を28本製作。「ひめゆり戦
史 いま問う国家と教育」、「島分け沖縄鳩間島哀史」などでテレビ大賞優秀個
人賞、日本ジャーナリスト会議奨励賞受賞。その後もビデオによる沖縄戦体験者
の証言記録にも取り組み、2003年は山形国際ドキュメンタリー映画祭に参
加。主な著作に『沖縄近い昔の旅-非武の島の記憶』、『子乞い 沖縄孤島の歳
月』、『復帰願望-昭和の中のオキナワ 森口轄ドキュメンタリー作品集』、
『だれも沖縄を知らない 27の島の物語』、最新刊に『米軍政下の沖縄 アメリ
カ世(ゆー)の記憶』(高文研)、写真集『さよならアメリカ』(琉球烈像第7
巻・未来社)など多数。

 1956年の米軍統治時代から今日まで、沖縄の問題を「ヤマトの問題」=わが
<オキナワ>として半世紀以上にわたり考え続け、報じ続けているジャーナリス
ト森口豁。今に到るも「ヤマトの問題」を沖縄の民意を一顧だにせずその忍従と
犠牲に被せ、新軍事基地建設の「日米合意」を押し付ける日本。あたかも米国の
歓心を買うように沖縄を差し出す日本。森口氏の写真作品とドキュメンタリー映
像をたどると、不条理な基地負担に見る沖縄とヤマトの「構造的差別」と浮遊し
始める「民衆差別」や、「日米の軍事植民地=沖縄」の諸相が、不意の幻視断層
となって脳裡にひろがる。そうして、沖縄とヤマト、日本と米国の関係、さらに
米軍のアジア遠征出撃と日本の立ち位置、歴史認識が浮き彫りとなって<今>へと
降り立ち、<私たちの今>への問いに到る。真の意味での「対等」と「信頼」と
は?そして平和とは?

※<オキナワ>へのまなざしを通して軍事基地と原発立地の不条理を見抜き、撤
廃をめざして地方の自立と希望を語りつぐ森口豁写真展&ドキュメンタリー上映
に賛同します。
 森崎和江・仲里効・上野朱・安里英子・新垣安之輔・与那覇章・武村朝邦・新
垣安雄・伊波盛三・伊波由美子・川満信一・喜久村徳男・眞喜志勉・冨山一郎
(9/29現在 順不同)
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by juconetwork | 2011-12-27 11:38

12/10@名古屋 本気で実現しよう!世界一危険な普天間基地撤去 12・10集会

【転送・転載歓迎】

沖縄や女性を愚弄する田中沖縄防衛局長の暴言は許しがたいものがあります。
このような輩の下で進められている高江のヘリパット建設、辺野古の新基地建設
を止めるために以下の集会を行ないます。
当初、安次富さんと花輪さんを予定していましたが、10日は沖縄の県民集会の
開催が決まり安次富さんの来名が困難になりました。
プログラムが一部変更になりますが、皆さんふるってご参加ください。

また、午後3時から世界人権デーに因んで、デモも行ないます。
こちらもぜひご参加ください。


・・・・・本気で実現しよう!世界一危険な普天間基地撤去 12・10集会・・・・・

■お話:花輪伸一さん 
元WWF-Japan 自然保護室長

■ヘリ基地反対協 安次富浩さんからのメッセージ 
  (海上ヘリ基地建設反対・平和と名護市政民主化を求める協議会)
  県民集会ライブ
  高江報告
  集会アピール

■日時:12月10日(土) 18:00~20:45

■場所:名古屋市女性会館 視聴覚室 
地下鉄名城線 東別院駅1番出口下車 東へ徒歩3分

■参加費:800円

民主党、野田政権の沖縄名護市辺野古への新基地建設の圧力が強まっています。
ジュゴンや貴重なサンゴなどが生息する豊かな海を埋め立て、軍事基地を作る計画
に対し、辺野古の住民はもちろん、全国の心ある人たちが15年にもわたって非暴力
で反対の意思表示をしてきたにもかかわらずです。
野田政権は、環境アセスメントの最終手続きである、知事への評価書の提出を今年
中に行い、知事に対し、公有水面埋め立て許可を迫っていくことを明言しています。

そもそも、この環境アセス自体がまったくデタラメです。アセス法の最初の手続きで
ある方法書の提出前に調査を開始したり、事故が多発している危険なオスプレイの
配備を隠したり、違法な調査を続けてきました。違法アセスを法廷で問う裁判も行な
われています。
市街地の中心にあり、世界一危険な普天間基地は無条件で一刻も早く撤去しなけ
ればなりません。銃剣とブルドーザーで土地を奪い、沖縄の人々の平和に生きる権
利を奪っている基地を、これ以上作ることを認めるわけにはいきません。
アメリカの議会内でも、国内の厳しい財政状況から辺野古への新基地建設に反対
する声が出始めています。
沖縄県知事、名護市長や市議会、そして何よりも沖縄の世論は新基地建設反対です。
私たちは、普天間基地の撤去と名護市辺野古への新基地建設を本気で止めたいと思
います。現地の安次富さんと、環境アセスに詳しい花輪さんをお招きして、皆さんと一
緒に、この事態を止めるために何ができるかを考えたいと思います。

ぜひ、ご参加ください。

主催:あいち沖縄会議
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by juconetwork | 2011-12-09 11:18

12/10@那覇 辺野古移設反対!環境影響評価書の提出を断念させる12.10県民集会

12月10日(土)は、
「辺野古移設反対!環境影響評価書の提出を断念させる12.10県民集会」

です!

<12.10県民集会>

とき:12月10日(土)午後4時~5時、
デモ:5時~6時、国際通りから牧志公園まで

集会場所:県民広場

辺野古移設反対!環境影響評価書の提出を断念させる12.10県民集会

----------------------------------平和市民連絡会からのお知らせ転載

参加団体・会員及び友人の皆さんへ

                沖縄平和市民連絡会事務局

 田中前沖縄防衛局長の暴言への糾弾の闘いが続いています。

この暴言は多くの方が指摘していますように、沖縄に基地押しつけをしてきた
「構造的沖縄差別」が現れたもので、決して田中個人の資質に限られたもので
はありません。

日常的に政府官僚達の中で醸成されているものです。田中前沖縄防衛局長は
在任の僅か2ヶ月間でも、キャンプ・ハンセンの山の斜面返還問題での名護市
長と地域住民との離間策、防衛局職員を動員しての零細業者家庭へ訪問させ
て「オスプレイは安全」宣伝(知事・宜野湾市長の公 開質問には回答せずして、
北部訓練場一部返還問題での高江の反対運動への暴言等々と言いたい放題、
やりたい放題を行ってきました。そのようなことができたのも前原民主党政調会
長などに代表される野田政権中枢がそれを許し、一緒になって、しゃにむに沖
縄へ米軍・自衛隊基地を押しつけるために、差別政策を推進しているからです。

 報道されていますように、前原は今年5月下旬に訪米し米議員等に現行案の
履行を約束して、県内移設 誘致派との連携強化で進展を図る方針を説明して
います。そして、7月9日から「新世紀の安全保障体制を確立する議員の会」と
して自民党の 中谷元らと一緒に11日まで来沖して誘致派と飲み食いして激励
しています。その延長上で前名護市長の島袋等に「10.26北部振興推進・名
護大会」開催させ「日米合意推進」を決議させて、さもアメリカ側に辺野古移設
が推進できるが如く演出し、そして、なおも画策して 11/4には尻抜けの秘密
来県を行い(片割れの中谷に誘致派との飲み食いをさせています)仲井真知事
との「極秘会談」を行っています(仲井真知事はたびたび前原との極秘会談を
行っているらしい)。


 しかしながら、彼らの画策も県議会での全会一致の「11.14評価書提出の
断念を求める決議」で完 璧に粉砕されました。しかし、有頂天になりおごり高ぶ
る田中前沖縄防衛局長は情勢も読めず暴言を吐き県民に糾弾され更迭されま
した。そして、引き続き、防衛事務次官、防衛大臣の責任を追求して「構造的差
別」に突き刺す運動が問われています。一方では、防衛大臣の更迭で幕引き
にして、早急に「日米合意」の推進を図ろうとする動きさえ、みえます。

今問われているのは、昨日(12/7)の女たちの抗議集会で高里鈴代代表が
「発言の根底にある辺野 古新基地建設にノーを訴えよう」と提起しているように、
県議会決議の「辺野古アセス評価書の提出をやめさせる」運動が求められて
います。

 今回、「基地の県内移設に反対する県民会議」ではこのような情勢の中で、
11.14県議会決議断固 支持して、辺野古移設反対!環境影響評価書の提
出を断念させる12.10県民集会を下記のとおり開催することにしました。当日
は県民広場 で前段に反原発の集会があり、午後4時から5時までの集会とデ
モとなりますが主催者としては1000名規模を目指し、平和市民連絡会は200
名の割り当てがされています。周辺に呼びかけ合ってご参加下さい。



<12.10県民集会>

とき:12月10日(土)午後4時~5時、
デモ:5時~6時、国際通りから牧志公園まで

集会場所:県民広場

*デモ後に韓国国会議員権永吉(クォン・ヨンギル)氏との交流が「きゅうち
ゃん」(牧志市外バス停近 く2階)であります。ご参加下さい。

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by juconetwork | 2011-12-09 11:12 | お知らせ

【寄稿】 米の威借りた官僚のおごり  環境影響評価も欠陥だらけ(JUCONメンバー 花輪伸一)

田中(前)沖縄防衛局長の発言に対して、JUCONメンバーの花輪さんがコメントをされました。
花輪さんのコメントは共同通信から、全国の新聞社に配信されています。
多くの皆様に読んで頂きたいので、転載します。

あまりにひどすぎる今回の田中発言。
報道などで、この発言を目にするだけでもとても嫌な気分になってしまいます。
こんな発言は、そして、この発言が生まれてしまったような背景は、絶対に許してはいけない。許せない。
怒りでいっぱいの気持ちです。

そして、この日本社会が、こんなにも品性を失ってしまっていることが、くやしくてならない。
こんな発言を許してしまったこの日本社会に尊厳を取り戻すためにも、頑張らなくては、と思っています。

辺野古アセスの手続が、なおも、沖縄の人々の意志を無視して進められることを許してはいけない。
辺野古だけでなく、高江や、他の場所でも、沖縄の人々の生活を壊した上に、これ以上の負担を押しつけることを、もはや、許していてはいけないんです。

そしてただただ、今回、田中発言を報道された琉球新報の記者さんの勇気に、敬意を。

(み)
_____

2011年12月1日

米の威借りた官僚のおごり 
 環境影響評価も欠陥だらけ
  元世界自然保護基金ジャパン主任 花輪伸一   

 田中聡沖縄防衛局長(当時)が、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設
先とされている名護市辺野古の環境影響評価(環境アセスメント)書の提出期日
について「犯す前にこれから犯しますよと言うか」など極めて不適切な発言をし
たことによって更迭された。局長には、国内の米軍専用施設の75%が集中する
沖縄の基地負担を軽減するという大きな役割があるはずだ。それなのに、沖縄県
民を愚弄(ぐろう)し、女性を蔑視する発言をしたことは決して許されない。
 非公式の懇談会での発言とはいえ、沖縄を差別するだけでなく、国民全体をお
としめる内容で、局長個人の資質というより、防衛省、日本政府の本音を表して
いると思われる。米国に追従しながら威を示そうとする官僚のおごりも感じ取れ
る。防衛省の高官がこのような性暴力や侵略の肯定ともとれる発言をすることは、
シビリアンコントロール(文民統制)に疑問符がつくことであり、防衛相、首相
の責任は重い。本人の更迭だけで済まされる話ではない。
 政府が、年内にも沖縄県知事に提出しようとしている環境アセス書は、日本の
環境アセス史上、最悪のものといえる。環境アセスでは、最初に方法書で事業内
容を具体的に示し、環境調査と影響予測の方法などを明記しなければならない。
しかし、辺野古の方法書では、その記述がまったく不十分で、弾薬装〓(そうて
ん)場、洗機場、ヘリパッド、誘導灯施設など環境への影響が大きいと考えられ
る事業内容があと出しで追加された。これらの追加に関しては、アセス法で定め
られている住民意見を述べる機会がなかった。
 さらに、これまで政府は、米軍の垂直離着陸機MV22オスプレイの沖縄配備
を隠し続けてきた。米国では、環境への影響の大きいオスプレイ配備については、
それだけで環境アセスが義務づけられている。たびたび墜落事故を起こしている
この機種についての影響予測がなされていないのは、環境アセスとして大きな欠
陥だ。
 また、防衛省は、方法書を公開する前に、自衛隊の掃海母艦を派遣、住民に威
圧感を与えながら事前調査を強行した。その際、ジュゴン記録用の水中ビデオカ
メラなどを112カ所に設置した。
 これらの機材とその保守作業は、ジュゴンに悪影響を与えた可能性が高い。つ
まり、辺野古では、事前調査で辺野古の海からジュゴンを追い払った後で、環境
アセスの現地調査を行い、付近にジュゴンが生息していないので米軍基地建設の
影響はない、という結論を出したともいえる。
 他にも疑問のある記述が非常に多く、これでは科学的で正当性のある環境アセ
スになり得ない。
 本来、環境アセスは、アセス法で定められた手続きに従い、情報を公開して住
民の意見を聞き、科学的な調査に基づいて合理的な影響予測を行い、事業実施の
適否を判断するものでなければならない。しかし、辺野古アセスは、合法性、科
学性を欠き、評価書の提出が政治的駆け引きと沖縄への恫喝(どうかつ)に使わ
れている。
 政府自らこのようなことをするなら、日本の環境アセス制度は壊されてしまう
だろう。政府は、辺野古アセス書の提出を断念し、県知事への公有水面埋め立て
申請も行うべきではない。

   ×   ×   
 はなわ・しんいち 49年仙台市生まれ。11年9月に世界自然保護基金(W
WF)ジャパン退職後、「沖縄・生物多様性市民ネットワーク」所属。共著に
「ジュゴンの海と沖縄―基地の島が問い続けるもの」。

______

(琉球新報より)

確心評論「沖縄防衛局長発言」
沖縄への差別的視線を露呈 
 辺野古移設は実行不可能 

 「口が汚(けが)れる」と仲井真弘多(なかいまひろかず)・沖縄県知事は言
った。私も書く手が汚れる思いがする。
 「犯す前にこれから犯しますよと言うか」
 田中聡・沖縄防衛局長の発言だ。普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先と
されている名護市辺野古の環境影響評価書提出をめぐり、一川保夫防衛相が年内
は見送る可能性に言及したことの真意を問われ、「例え話」として話したという。
 酒を飲み、冗舌になっていたようだ。だが、酔っていても、ふと口をついて出
る言葉は正直なものだ。普段、仲間内でまったく同じことか、似たようなことを、
この人は言ってきたのだろう。
 鳩山由紀夫元首相の「抑止力は方便だった」発言に始まり、当時、米国務省日
本部長だったケビン・メア氏の「沖縄はごまかしとゆすりの名人」、そして今回
の田中局長の発言と、過去1年ほどの間に、普天間問題をめぐり、日米交渉の当
事者たちの本音が次々と暴かれてきた。彼らの発言は、辺野古に新基地をつくる
必然性の欠如、沖縄に負担をごり押しする差別的な視線の共有など、沖縄に関す
る特別行動委員会(SACO)合意から15年を経ても、迷走を続けている普天
間問題の重要な背景を知らしめた。
 田中局長は、ほかにも、1995年の沖縄での米兵による少女暴行事件の際、
「彼ら(米兵)は車を借りる金で女を買えた」と発言して更迭された当時のマッ
キー米太平洋司令官の発言まで肯定し、「基地のない、平和な島はありえない」
とも言い切っている。沖縄県民の感情を逆なでした発言で、更迭は当然だ。
 普天間飛行場の現行移設案は、米上院のレビン議員らによる昨年五月の「現行
案は非現実的」との提言、上院による来年度予算からの海兵隊グアム移転費の削
除、そして既に沸点を超えようとしている沖縄の怒りによって、既に「実行不可
能」な幻想となりつつある。環境影響評価書の提出も、米国に対するアリバイ作
りにすぎない。普天間問題はもはや、沖縄の現実を直視し、政治の強い意思で代
替案を探るしか解決の道はない。
 田中局長は「完全オフレコ」を前提に記者たちと懇談したようだが、琉球新報
は「著しく人権感覚を欠き、県民が知るべき情報だと考え」、最初に報道に踏み
切った。
 記者は社会的弱者など私人に対し、例えば匿名とするなどの約束は守らなけれ
ばならない。しかし、防衛省高官という公人は別だ。新聞労連による「新聞人の
良心宣言」でも「権力・圧力からの独立」の項で次のように定めている。
 「政治家など公人の『オフレコ発言』は、市民の知る権利が損なわれると判断
される場合は認めない」
 権力者との「信頼関係」を損ねたとしても読者の利益に沿うべきなのだ。地元
紙の判断には敬意を表したい。(共同通信編集委員 石山永一郎)

____
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by juconetwork | 2011-12-05 16:31

田中聡沖縄防衛局長のひどい発言に対する抗議声明を提出しました。

更迭された田中沖縄防衛局長のあまりにひどい発言に対して、JUCONも、あいち沖縄会議の皆さんと一緒に、下記の抗議声明を提出しました。ご確認ください。
____

田中聡沖縄防衛局長の、環境アセス「評価書」の提出時期をめぐる暴言、
「これから犯す前にしますよと言いますか」の本質的問題は、自らの「犯罪性の確信」にこそ有ります。
真に沖縄県民への謝罪の意志があるなら、違法アセスメント(環境影響評価)であることを認め
「評価書の提出を断念」することです。


日本国首相    野田佳彦殿
日本国防衛大臣  一川保夫殿


 11月28日夜、防衛局が呼びかけた報道陣との懇談会の席上、田中聡沖縄防衛局長は環境影響評価の最終手続きである「評価書」の年内提出の時期について、一川防衛相が明言を避けているのは何故かと問われたことに対し「これから犯しますよと言いますか」と述べたことが報じられました。
 しかも、1995年に沖縄県内で起きた少女暴行事件に対し、米太平洋軍司令官が同事件について述べた「彼らは車を借りる金で女が買えた」との発言を挙げ、同調する認識を示したということです。
 女性の尊厳を冒涜し、沖縄を植民地として支配する特権階級のような意識を滲ませた許し難い発言です。
 私達は日本政府の米国への隷従によって招じている、このような構造的「差別意識」に強く抗議します。
 事実、防衛省は違法アセスを強行するために、2007年5月18日辺野古の住民に対して海上自衛隊の掃海母艦「ぶんご」まで出動させ威嚇し、全国から前代未聞の出来事として非難と抗議の声を浴びています。
 そもそも辺野古の環境影響調査は、沖縄防衛局が「環境現況調査」と称し、方法書の作成手続きに先立って強行し、住民意見や知事意見の提出の機会が奪われたまま実地されたものです。
 その違法調査によって天然記念物のジュゴンを追い出し、環境が破壊されています。
 その後、提出された方法書も事業計画がわずか7頁しか記載されておらず、沖縄環境影響評価審査会において膨大な追加・修正資料を2度にわたって提出せざるを得なくなるという欠陥方法書で、環境影響評価法、第28条違反が指摘されています。
 方法書にオスプレイ配備の記載がなく、騒音・低周波の調査が非科学的であり、大量の海砂採取の環境への影響調査がない等、多くの問題から600人以上の人々が原告となって、方法書のやり直しの確認等を求め裁判を起こしています。
 このような違法アセスの「評価書」を、政府が沖縄県民の強い意思を無視し、米国に示唆されるまま年内に提出することは民主主義を根底から破壊し、構造的差別を増長するものです。
 田中氏の発言は単なる偶発的失言などではなく、歴代防衛省官僚に温存された構造的「差別意識」の現われです。
 「犯す前に・・」は評価書提出の犯罪性の吐露です。
 私達は田中聡沖縄防衛局長の暴言が沖縄差別に根ざしていることに強く抗議し、その職務の「更迭」をもって終了とせず、沖縄県民への謝罪の意志を「評価書の年内提出を断念する」ことで示すよう要請します。

2011年12月4日

あいち沖縄会議
 命どぅ宝あいち
 不戦へのネットワーク
 名古屋YWCA
 日本聖公会中部教区沖縄プロジェクト
 東海民衆センター
 JUCON(基地から沖縄の自然を守りたい日米市民のネットワーク)
____
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by juconetwork | 2011-12-05 16:01 | お知らせ

12/4@東京 工事を止めろ!沖縄・泡瀬干潟とサンゴの海が消えていく

辺野古、高江、泡瀬。
それぞれに貴重な生態系があって、豊かな自然とともに生きる人々の姿があります。

今、3ヶ所で、同時に環境破壊を止めて欲しいと座り込みが行われている沖縄。
本当に異常な事態です。

泡瀬干潟も、豊かな沖縄の海も、山も、人々の生活も、一緒に守りぬきましょう。

---転載歓迎---

工事を止めろ!沖縄・泡瀬干潟とサンゴの海が消えていく
~判決無視・公約違反の埋め立て工事再開に、生き物たちの悲鳴が聞こえる~

 沖縄本島東海岸に位置する泡瀬干潟とその浅海域は、多様な環境を有し、
生物量も多く、絶滅危惧種や固有種が多数生息するなど国際的にも大切な
生物多様性の宝庫です。
 そんな生き物の楽園が、今また土砂で埋め立てられようとしています。
 2009年10月、福岡高裁那覇支部はこの埋め立て事業には経済的合理性が
ないとして、公金の支出を認めませんでした。判決は確定し、埋め立て工事は
止まったかに見えました。「コンクリートから人へ」を公約にした民主党新政権の
誕生で、干潟は守られたはずでした。
 ところが2010年8月、新政権は沖縄市が示した新たな計画案にいとも簡単に
同意し、2011年10月には埋め立て工事が再開されてしまいました。
 司法判断をないがしろにして暴走する行政と、国民との公約を捨て去り環境
破壊の無駄な公共事業に突き進む政治。東日本大震災の被害と福島原発事故の
問題で困難を極めている中、防災上も問題が大きい埋め立て計画に血税が
注がれています。
 もはや法治国家とは思えない社会を変えるために、今こそ私たち国民が声を
上げていかなければならないのではないでしょうか。

日 時:2011年12月4日(日)14:00~17:00
会 場:雑司が谷地域文化創造館 第2会議室
     東京都豊島区雑司が谷3-1-7 千登世橋教育文化センター内
     東京メトロ副都心線 「雑司が谷駅」2番出口上
     JR山手線目白駅下車 徒歩約10分
     〔地図〕http://www.toshima-mirai.jp/center/e_zoshigaya/     
資料代:一般1000円/学生500円
主 催:泡瀬干潟を守る連絡会 http://www.awase.net/
    ラムサール・ネットワーク日本(ラムネットJ)
後 援:日本自然保護協会、日本野鳥の会、WWFジャパン


【主な内容】
●泡瀬干潟の埋め立てとは~埋め立て計画の概要と経過報告
  陣内隆之(ラムサール・ネットワーク日本)
●今、泡瀬干潟で起きていること~ホットな現場の話題と問題点の解説
  前川盛治(泡瀬干潟を守る連絡会)
●消えていく干潟とサンゴの海~環境調査の結果から
  安部真理子(日本自然保護協会)
●暴走する行政と政治を止めるために
  堀 良一(ラムサール・ネットワーク日本)
●ディスカッション


【問い合わせ】
ラムサール・ネットワーク日本
TEL:090-8179-2123(担当:陣内)
メール:bi5t-jnni☆asahi-net.or.jp(☆印は@に置換)

チラシは↓からダウンロードできます。
http://www.ramnet-j.org/2011/11/information/1075.html

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by juconetwork | 2011-12-01 14:05 | お知らせ

12/3@京都 シンポジウム「パレスチナと沖縄を結ぶ――民族自決権と開発」

以下、転載致します。
12月3日、京都でのシンポジウムです。

---転送歓迎----

シンポジウム「パレスチナと沖縄を結ぶ――民族自決権と開発」

パレスチナと沖縄――。一見かけ離れたこの二つの地域と人々には、共通点
があります。

ともに、占領や植民地化によって、自らの運命を自ら決定する自己決定権が
人々から奪われ、この何十年もの間、占領や米軍基地によって生活の破壊や
人権の侵害に苦しみ続けています。占領の終結や米軍基地の撤去を求める人
々の声が、無視されています。

日本政府はパレスチナの国づくりに協力するとして、「平和と繁栄の回廊」
構想などの開発援助を行っています。沖縄に対しては、米軍基地を押し付け
る代わりに沖縄振興という名の開発資金を大規模に投下してきました。しか
し、こうした開発はパレスチナや沖縄の人々の平和や自己決定につながって
いるのでしょうか?

民族自決権と開発をキーワードに、パレスチナと沖縄を結ぶものを考えます。

(なお、本シンポジムは『脱「国際協力」——開発と平和構築を超えて』
(新評論刊)の出版記念を兼ねています。)

日時:2011年12月3日(土)午後2時~5時
場所:龍谷大学深草キャンパス 21号館501教室
   京都市伏見区深草塚本町67
   (地下鉄「くいな橋」駅下車、徒歩7分/JR奈良線「稲荷」駅下車、
   徒歩8分/京阪「深草」駅下車、徒歩3分)
   アクセスマップ:
http://www.ryukoku.ac.jp/about/campus_traffic/traffic/t_fukakusa.html
参加費:500円(龍谷大学学生は無料)

プログラム:

第一部: 
「パレスチナ/イスラエルの脱植民地化と日本:アパルトヘイト政策と開発
政策の共謀」
 役重善洋(パレスチナの平和を考える会)
「イスラーム社会における市民運動:その特徴とパレスチナ問題への影響」
(英語、通訳あり)
 イヤース・サリーム(パレスチナ・ガザ地区出身、元国際援助ワーカー、
 現同志社大大学院生)

第二部: 
「琉球の自己決定権――開発による米軍基地押し付け政策からの解放を目指
して」
 松島泰勝(龍谷大学済学部国際経済学科教授、ゆいまーる琉球の自治代表)

質疑応答・討論

コーディネータ: 中野憲志
通訳: 藤岡美恵子

共催: 〈NGOと社会〉の会、パレスチナの平和を考える会、NPO法人
ゆいまーる琉球の自治、龍谷大学民際学研究会、国際開発学会島嶼部会

お問い合わせ(予約不要)
 (株)新評論編集部内 〈NGO と社会〉の会:
TEL 03-3202-7391/FAX 03-3202-5832

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by juconetwork | 2011-12-01 13:57 | お知らせ
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基地から沖縄の自然を守りたい日米市民のネットワーク


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