沖縄ジュゴン米国訴訟 辺野古基地建設差し止めのため、新たな申立を米国SF地裁に提出。
ジュゴン弁護団公式プレスリリース
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沖縄ジュゴン米国訴訟
辺野古基地建設差し止めのため、新たな申立をアメリカサンフランシスコ地裁に提出しました。
日米の環境保護団体、沖縄ジュゴン米国訴訟個人原告は、本日(米国時間7月31日午前10時)、アメリカ合衆国サンフランシスコ連邦地裁に、沖縄県名護市辺野古に計画されている米軍滑走路の建設を差し止めるための追加申立を提出しました。
本日の申し立ては、アースジャスティスが、米国の生物多様性センター、タートルアイランド回復ネットワーク、日本の日本環境法律家連盟(JELF)、ジュゴン保護基金、及び3人の日本人の個人原告を代理して行ったものであります。
アースジャスティスのマーティン・ワグナー弁護士は、「基本的な考え方として、合衆国は、他国の文化財を害さないよう、あらゆる努力をすべきです。合衆国の法律も国際法もこれを要求している。」とし、「国防総省は、ジュゴンに与える影響を理解し、最小限にとどめるために最大限の努力をすることなしに、計画を先に進めてはならない。これは、沖縄ジュゴン全体の状況、ジュゴンが建設予定地周辺の海草藻場にいかに依存しているか、基地建設や工事がいかにジュゴンに有害であるかを理解することを意味する。これを確実に行うには、関連情報を全て網羅すべきであり、その過程と関連情報は、全て公開されるべきである。」と述べています。
日本自然保護協会は、2014 年7 月初めに、今年の春から夏にかけて、建設予定地の周辺でジュゴンが海草を食べた食み跡が110か所以上発見されたことを発表しており、原告の東恩納琢磨氏は、「私たちの地域の民話では、ニライカナイの神様がジュゴンの背中に乗って島にやって来る、そしてジュゴンは海の幸をもたらす、と伝えられてきました。現在、基地建設予定地ではジュゴンの食み跡が発見されています。これはジュゴンが、もし基地が建設されるのであれば、海の恵みをもたらすことはできない、と私たちに警告をしていると思えてなりません。米国政府は、ジュゴンは沖縄の宝であり、世界の宝であることをしっかりと認識するべきです。」 と、
生物多様性センター(米国)のピーター・ガルヴィン氏は、「沖縄ジュゴンは、世界的にみても最も絶滅が危惧される種の一つであり、沖縄の現地の人々とこの地を訪れる人々から崇拝の対象となっている。ジュゴンに残された最後の場所をつぶすことは、ジュゴンに死刑判決を下すものであるばかりでなく、沖縄の人々にとっても文化的喪失をもたらす。」と述べています。
本日の申し立ては、2003年に提訴された訴えを補充するものであり、米国国防総省に対し、基地建設が沖縄ジュゴンに与える害を回避ないし軽減するために綿密な検討を行うこと、検討を終えるまでの間、基地建設を停止すべきことを求めるものであります。
詳細は、別添資料をご確認ください。
2014 年8 月1 日
沖縄ジュゴン弁護団、日本環境法律家連盟(JELF)
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米国側公式プレスリリース ( English Press Release )
代理人Earthjustice : http://bit.ly/1lhQP6m
原告 Center for Biological Diversity (CBD) : http://bit.ly/1s8IFCm
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沖縄ジュゴン米国訴訟
辺野古基地建設差し止めのため、新たな申立をアメリカサンフランシスコ地裁に提出しました。
日米の環境保護団体、沖縄ジュゴン米国訴訟個人原告は、本日(米国時間7月31日午前10時)、アメリカ合衆国サンフランシスコ連邦地裁に、沖縄県名護市辺野古に計画されている米軍滑走路の建設を差し止めるための追加申立を提出しました。
本日の申し立ては、アースジャスティスが、米国の生物多様性センター、タートルアイランド回復ネットワーク、日本の日本環境法律家連盟(JELF)、ジュゴン保護基金、及び3人の日本人の個人原告を代理して行ったものであります。
アースジャスティスのマーティン・ワグナー弁護士は、「基本的な考え方として、合衆国は、他国の文化財を害さないよう、あらゆる努力をすべきです。合衆国の法律も国際法もこれを要求している。」とし、「国防総省は、ジュゴンに与える影響を理解し、最小限にとどめるために最大限の努力をすることなしに、計画を先に進めてはならない。これは、沖縄ジュゴン全体の状況、ジュゴンが建設予定地周辺の海草藻場にいかに依存しているか、基地建設や工事がいかにジュゴンに有害であるかを理解することを意味する。これを確実に行うには、関連情報を全て網羅すべきであり、その過程と関連情報は、全て公開されるべきである。」と述べています。
日本自然保護協会は、2014 年7 月初めに、今年の春から夏にかけて、建設予定地の周辺でジュゴンが海草を食べた食み跡が110か所以上発見されたことを発表しており、原告の東恩納琢磨氏は、「私たちの地域の民話では、ニライカナイの神様がジュゴンの背中に乗って島にやって来る、そしてジュゴンは海の幸をもたらす、と伝えられてきました。現在、基地建設予定地ではジュゴンの食み跡が発見されています。これはジュゴンが、もし基地が建設されるのであれば、海の恵みをもたらすことはできない、と私たちに警告をしていると思えてなりません。米国政府は、ジュゴンは沖縄の宝であり、世界の宝であることをしっかりと認識するべきです。」 と、
生物多様性センター(米国)のピーター・ガルヴィン氏は、「沖縄ジュゴンは、世界的にみても最も絶滅が危惧される種の一つであり、沖縄の現地の人々とこの地を訪れる人々から崇拝の対象となっている。ジュゴンに残された最後の場所をつぶすことは、ジュゴンに死刑判決を下すものであるばかりでなく、沖縄の人々にとっても文化的喪失をもたらす。」と述べています。
本日の申し立ては、2003年に提訴された訴えを補充するものであり、米国国防総省に対し、基地建設が沖縄ジュゴンに与える害を回避ないし軽減するために綿密な検討を行うこと、検討を終えるまでの間、基地建設を停止すべきことを求めるものであります。
詳細は、別添資料をご確認ください。
2014 年8 月1 日
沖縄ジュゴン弁護団、日本環境法律家連盟(JELF)
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米国側公式プレスリリース ( English Press Release )
代理人Earthjustice : http://bit.ly/1lhQP6m
原告 Center for Biological Diversity (CBD) : http://bit.ly/1s8IFCm
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by juconetwork
| 2014-08-01 15:00
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